尾瀬というと35年も前にゴミ持ち帰り運動が始まった場所なので、ゴミ問題はないと思っているとこれが、とんでもない話で、ゴミ持ち帰り運動の前は当然すごいゴミがあって、そのゴミを尾瀬から運び出すことができないので、地中に埋めていた歴史があります。
残念ながらこれら埋められているゴミの撤去はまだまだ十分ではなく、これからもずっと回収作業が行われるのでしょう。こういった、地中のゴミの撤去作業は尾瀬に限ったことではなく、富士山などでも行われています。(世界中で行われているといったほうが正しいかもしれません。)
尾瀬以外もそうですが、地中に埋められたゴミは埋めた関係者が告白しないとなかなか見つからないのですが、ゴミを埋める行為を、いけないことをしてしまったということなのか、なかなか実態が分からない事実があります。(尾瀬の長蔵小屋の廃材の投棄、エベレストでみつかっった日本隊のゴミなど、見つかってから“実は…”というのが多いですね。)
尾瀬のゴミ 出る出る 40~50年前の缶・瓶…
8月にも新しい国立公園になる尾瀬で、福島県側の尾瀬沼周辺に捨てられた40~50年前のごみが大量に見つかり、ボランティアらによる撤去作業が行われた。日光国立公園からの独立が迫るなか、尾瀬に残された「負の遺産」一掃へ第一歩を踏み出した。
撤去作業は27日までの3日間、群馬との県境に近い尾瀬沼・沼尻地区で行われた。県や地元の檜枝岐(ひのえまた)村などでつくる県自然公園清掃協議会尾瀬支部の呼びかけに、東京や宮城などから約20人のボランティアが参加した。
ジュースや缶詰の空き缶、一升瓶、乾電池、即席めんの袋……。手で土を掘り起こすと、ごみの層が姿を現し、木の根にも絡みついていた。3日間で約3トンに上り、参加者らは「無残だね」「本当の地面が見たい」などと感想を漏らしていた。
完全にごみがなくなる時期のめどは立っていない。
尾瀬でごみの「持ち帰り運動」が始まった1972(昭和47)年以前の昭和30~40年代、入山者の増加でごみも増え、処分しきれず山小屋周辺の特定の場所に捨てられたらしい。今回作業した場所では少なくとも180平方メートル、深さ約1メートルにわたって埋まっていた。
環境省などによる昨年7月の調査では、ごみが埋まっていたのは福島県側の尾瀬沼や尾瀬ケ原近くで、広さ約2500平方メートル。群馬県側は約80平方メートルで昨年、撤去作業が終わった。尾瀬沼・沼尻以外の地区は、同省や福島県、檜枝岐村が中心になって撤去する。
(2007年6月28日 朝日新聞)
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夜が最も短い夏至の日の夜に電気を消して光について考え直しましょう。というイベントが行われているのを知っていますか。一般家庭でどの程度行われているかわかりませんが、ネオンや屋外広告などのライトアップが消えていたのを見た人も多かったのではないでしょうか。
同じような活動でブラックイルミネーションというのも行われますが、こちらは6月24日の予定です。
どちらも環境省が行っている「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」の一環です。レインボーブリッジや東京タワー、六本木ヒルズなど色々なところで行われますので、6月24日の20時はちょっと気にしてみてください。
(これで、天気のいい季節なら星が見えるような状況になると思いますが、この時期では難しそうですね。)
キャンドルナイトの情報は URL http://www.candle-night.org/ で確認してください。(このホームページはフォントが小さいのと、色が薄いので見づらいですね。なんでこういうホームページを作るのかなぁ。)
CO2削減/ライトダウンキャンペーンの情報は URL http://www.wanokurashi.ne.jp/act/campaign/ に載っています。
光のダイエット、はじめませんか?
100万人のキャンドルナイト~夏至の日から変わる環境意識
夏至の日は本日22日。全国では、温暖化による環境問題への意識向上と、それに関するイベントが各地で盛り上がりをみる。
一体、6月22日の夏至の日には何が行われるのか?
「電気を消してスローな夜を」を合言葉に、夏至と冬至の夜に電気を消してキャンドルに火をともし、環境への負荷を減らしながら生活を考え見つめなおそうとする活動が行われるのだ。
さて、あなたは“光の過食症”にかかっていないだろうか? 部屋はくまなく均一にこうこうと照らされていないだろうか。「明るいこと」が日常と思っていないだろうか。地球上の富める国のみが異常な光を夜空に放っていることを、そして、今この瞬間も電気を作るために動く原発のことを忘れていないだろうか。
そろそろ、“光のダイエット”を始めてみてはどうだろうか?
2001年、アメリカで「どんどん原発を作ろう」というようなエネルギー政策に反対し、自主停電運動が始まった。そして、「一緒に自主停電しよう」と呼びかけたのがナマケモノ倶楽部。 その次の年からその運動は、「100万人に広がりますように」という願いを込めて“100万人のキャンドルナイト”という名前のもと、「電気を消してスローな夜を。」を合言葉に各地に広がっていった。
日本では環境省もパートナーシップを組んで協力することになり、6月22日の夏至の日、「100万人のキャンドルナイト」のイベントが始まった。 このとき、呼びかけたのは154人。賛同・後援団体は300。 東京タワーや横浜ランドマークタワーなどライトダウン施設は、全国で2278カ所。参加者は500万人に上った。(環境省発表)
1年の中でもっとも夜の短い夏至と、もっとも夜の長い冬至の日、それぞれ20時から2時間だけ。 未来のことを考えたり、生きていることに感謝したり、大切な人を想う……。あとはそれぞれが自由に好きなことをしようというのがこの「100万人のキャンドルナイト」イベントである。
(2007年6月22日 オーマイニュース)
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レジ袋の多くがそのままゴミになっているという問題から、レジ袋有料化の話がでてずいぶんたちますが、ようやく買い物袋を持参する活動が定着してきたようですね。
私が(我が家が)よく利用するスーパーでは袋(エコバッグ、マイバッグ)ではなく、スーパーのカゴ(エコバスケット、マイバスケット)が主流のようです。このスーパーではマイバッグ、マイバスケットを持参するとポイントサービスを3ポイントつけてくれます。(3ポイントを金額換算するとどのくらいになると不明。)
バスケットのメリットはスパーのカゴからそのまま移すだけなので会計後の袋詰めがいらないので手間がかからないことと、袋より買ったものを取り出しやすい(家に帰っての手間も楽)です。地方は買い物を車で行く人がほとんどなのでこういった形態が定着したのかな。
広がるエコバッグ ごみ減量へ 定着徐々に
レジ袋などの減量を目指す改正容器包装リサイクル法が4月に施行され、県内の小売店でも割引サービスなどでエコバッグの持参を呼び掛ける動きが広がっている。ボランティア団体などが開くエコバッグ作り教室も主婦らに人気で、「エコバッグでごみ減量」は定着しつつあるようだ。
スーパーの西友は今月14日からレジ袋の受け取りを辞退すると、買い物代金全額から2円を割り引くサービスを全国の店舗で始めた。県内の店舗にも買い物バッグ持参を促す看板を設置、アナウンスでも持参を呼び掛けている。
生活協同組合コープながのは、レジ袋を使用した客に対し、1枚につき5円の募金を呼び掛ける方式を4月下旬に県内全4店舗で導入。長野稲里店では、バッグを持参した客が5月には全体の半数近くになった。
長野市内では、ボランティア団体などでつくる長野市リサイクル連絡会主催のエコバッグ作りの教室が人気だ。不用品となった傘を使い、お気に入りのエコバッグを作り上げる。11日開いた教室に参加した同市松代町の松田とく江さん(55)は「自分で楽しみながら作れた。買い物も楽しみになります」と話していた。
また、信大(松本市)は本年度の新入生2230人に、大学のロゴが入った綿製のエコバッグを配布。“エコキャンパス”の実現に取り組んでいる。
(2007年6月18日 信濃毎日新聞)
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