廃業した(閉鎖された)スキー場の跡地への植樹についての記事です。
スキー客、スノーボード客の減少で日本中のあちこちでスキー場が経営破綻して、廃業(閉鎖)していますが、こういったスキー場跡は、そのまま草地になっているところが多いのですが、新潟県の旧五頭高原スキー場ではゲレンデの跡に植樹を行ったそうです。
スキー場開発で森を伐採したのが人間のエゴであるなら、使わなくなったスキー場を森に戻すのは人間の義務(責任)だと思いますので、大変すばらしいことですね。
なお、森林を伐採しレジャー施設にし、その後、経営破綻というのはスキー場以外にゴルフ場などもあると思いますが、閉鎖されたゴルフ場もそのままになっているところが多そうですね。
どちらの場合も、閉鎖されると誰も行く人がいなくなるので、人目につかないため気にする人がほとんどいないのが問題ですね。(問題にならない原因ですね。)
ゲレンデを元通りの姿に
阿賀野市の旧五頭高原スキー場ゲレンデでこのほど、ナラやブナなど約250本の植樹作業が行われた。地元の阿賀野高校の生徒10人も協力。固い地面に、つるはしやスコップで力いっぱい穴を掘り、豊かな森林の復活を願って、一本一本丁寧に苗木を植えていた。
植樹作業は、NPO法人ブナ友の会が企画。ゲレンデ跡地は、表土がはがれて土砂崩れが起きやすい場所があり、「人間の手で壊した自然を元に戻すのは人間の責任」と、2002年から活動を続けている。
植樹に参加したのは同会メンバーら約50人。標高約450メートルの植樹地点まで、苗木を背負い約30分かけて登山道を歩いた。高校生たちは慣れない手つきでスコップやつるはしを握り、夢中で土を掘っては、苗木を植える作業に励んだ。
(2008年11月5日 新潟日報)
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自然保護活動や、湿原、ミズバショウで有名な尾瀬にバイオ燃料バスが導入されるというニュースです。
観光シーズンの尾瀬はマイカーによるアクセスが規制されていますが、行ってみるとすごい数のバスや(乗り合い)タクシーが通行しています。
バイオ燃料を使っても二酸化炭素が排出されなくなるわけではないので、尾瀬の自然への影響にはあまり関係しないかもしれませんが、自然保護を訴え続けている尾瀬でこういった試みが行われるのはいいことではないでしょうか。
この活動が同じく尾瀬に接している福島県などでも行われるといいですね。このほかにも、自然保護活動を行っている場所へもいい意味での影響があるといいと思います。
尾瀬のバスにバイオ燃料 環境のため廃食用油利用
群馬県は、尾瀬国立公園の入山ルート尾瀬戸倉-鳩待峠間で、廃食用油からつくられ環境に優しいとされるバイオディーゼル燃料(BDF)使用のマイクロバスを試験運行すると発表した。
群馬県利根環境森林事務所によると、運行するのは県内の観光タクシー会社など4社。同ルートの一部区間約3・5キロは入山シーズン中のマイカー乗り入れが規制されており、登山客はタクシーやバスで移動している。
BDFは、自治体が集めた廃食用油を県内のリサイクル業者が精製、軽油を混ぜずに使うという。食用油は二酸化炭素(CO2)を吸収する植物が原料で、BDFを燃やしてもCO2の排出量はゼロと換算される。
(2008年8月09日 東京新聞)
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ホタルは光で仲間との会話をする動物(虫)なので、ホタル以外の光があると繁殖に影響しますし、自動車の排ガスは水や空気を汚すので、ホタルを見に行くときは多少大変でも、公共の交通機関を利用するなどを心がけたいですね。
美郷ほたる館のホームページ(URL http://www.tcu.or.jp/misato/hotaru/)を見ると、昨日(6月1日)で約2,000匹のホタルが確認できたそうです。(とても多いと思います。)
私は去年、群馬県みなかみ町の月夜野ホタル鑑賞会に行きました。ここは上越新幹線の上毛高原駅のすぐ裏でホタルを見ることができます。時期は6月中旬から7月中旬です。
ホタルは蒸し暑い夜によく飛びます。また、完全に暗くならないと飛びません。(月夜野の場合では、ホタルが多く見られるのは8時過ぎでした。)
月夜野ホタル鑑賞会に興味のある方、新幹線の駅のそばですが、上毛高原駅は停車する新幹線が少ないので、新幹線で行く場合には帰りの新幹線の時間を調べてからにしましょう。また、上毛高原駅周辺は店が非常に少ないです。「駅前で夕食を食べよう」という考えは大変危険です。(駅そばと駅から5分くらいのところにそば屋があるだけだと思う…。)
また、自動車で行く場合、上毛高原駅周辺は駐車場が少ないので、そばの月夜野矢瀬親水公園の駐車場を利用しましょう。(暗い中、子供がはしゃいで歩いているので路上駐車は大変危険です。)
「美郷ホタルエコツアー」始まる 無料バス、JRに接続
吉野川市の美郷ほたるまつり実行委とJR四国は、三十一日に始まったほたるまつり(十五日まで)に合わせ、列車と無料シャトルバスを乗り継いでホタルを見物する「美郷ホタルエコツアー」を始めた。マイカーのライトや排ガスから貴重なホタルを守ることが目的で、利用を呼び掛けている。
実行委によると、まつり期間中の車の通行量は多い日で千五百台に上り▽ライトがホタルの交尾を妨げる▽排ガスが環境に悪影響を及ぼす-などの懸念がある。昨年から無料シャトルバスの運行を本格化させたが、平日は利用が少なく、今年からエコツアーと名付けて浸透を図ることにした。
バスは阿波山川駅と美郷ほたる館の間で、まつり期間中の毎日午後六-十時台に四往復運行。徳島駅を五-七時台に出発する普通・特急列車四本と接続している。
(2008年6月1日 徳島新聞)
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