今年の冬は暖冬で、雪が少なかったのでスキー場が早々に営業終了したりしていたのは記憶に新しいですが、暖冬の影響が水不足といった形での影響が出始めているようです。
尾瀬は今日が山開きで、例年ですと山開きから2週間~1ヶ月は残雪でミズバショウはほとんど咲いていないのですが、今年はすでにほとんど雪がないようです。(ミズバショウが見頃になるのは6月上旬かなぁ…)
昨日は関東でも夏日(最高気温が30度以上)だったところもあったようですので、このまま暑い夏になり、空梅雨で雨が少なかったりすると、水不足どころか干ばつで米が取れないような事態になるかもしれませんね。(四国では取水制限が始まったところもあるようです。)
これは地球環境の変化(温暖化)の影響なのでしょうか。
尾瀬1カ月早く雪解け
国土交通省は二十二日、尾瀬沼観測所の消雪(雪解け)を平年より約一カ月早い今月十九日に確認した、と発表した。利根川八ダムの貯水量は一九九二年以降最低で、同省は「ダム群への多量の雪解け水流入は期待できない」と渇水への警戒を強めている。
毎年五月二十日現在の平均積雪深は四三㌢あったが、暖冬の影響で今年はいち早く雪解けした。
統計を開始した五四年以降九番目に早いという。一-四月の累加降水量も平年の65%(一六〇㍉)しかない。
このため矢木沢、藤原など八ダムの貯水量は三億三千九百六十一万立方メートル(二十一日午前九時現在)で平年の81%にとどまる状況だ。梅雨入りまで貯水量の低下が続く見込み。
国交省は「今後の降雨量によっては利根川水系の取水量確保のためダムの水をさらに多く放流しなければならない」として、水需要や降雨量に応じたきめ細かな水運用を行っていく方針。
(2007年5月23日 上毛新聞)
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